自律神経失調症

自律神経失調症の症状と特徴

自律神経失調症は、自律神経のバランスが乱れることで、さまざまな身体的・精神的な症状が現れる状態を指します。自律神経は、体を活発に動かす「交感神経」と、体を休ませる「副交感神経」の2つの神経から構成されており、ストレスや生活リズムの乱れ、ホルモンバランスの変化などが原因でこのバランスが崩れると、症状が引き起こされます。よく見られる症状には、消化器の問題(下痢や便秘)、めまい、動悸、過度の発汗、肩こり、頭痛、倦怠感、手足のしびれなどが含まれます。これらの症状は、特にストレスが多い時期に強く現れることが多く、うつ病やパニック障害と併発するケースもあります。

当院での関わり方

当院では、患者様一人ひとりの症状や原因に合わせた治療を行います。患者様の個々の症状や原因に合わせて、抗不安薬や抗うつ薬などを用いた対症療法を行うこともありますが、ストレスコントロールや生活習慣の改善を重視しています。規則正しい睡眠や食事、過度の飲酒やカフェインの摂取を控えることが、症状改善には非常に重要です。
また、必要に応じて、睡眠リズムを整える行動療法も取り入れています。これらの治療を通じて、患者様がより健康で安定した生活を送れるよう、総合的なサポートを提供してまいります。自律神経失調症の症状でお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。