不眠症

不眠症の症状と特徴

不眠症は、睡眠障害の中でも最も多いとされており、寝つきが悪い、夜中に何度も目が覚める、早朝に目が覚めてしまうなど、十分な睡眠が取れない状態を指します。不眠症は、日中の疲労感や集中力の低下、気分の落ち込みなど、生活の質を著しく低下させる原因となります。
また、不眠症の原因は多岐にわたり、ストレス、生活習慣、または不安障害やうつ病などの精神的な要因が関係していることもあります。

当院での関わり方

当院では、不眠症の治療において、まず患者様の症状や生活習慣を詳細に伺い、個々の原因とタイプを正確に見極めます。その上で、まずは個々人の生活に合った生活習慣の改善を目指していきます。規則正しい生活リズムの確立や、寝る前のリラックスした環境作りが、不眠症の改善に効果的です。例えば、毎日同じ時間に就寝・起床する、寝る前にカフェインやアルコールを避ける、リラックスできる入浴を取り入れるなどの方法を指導いたします。

これらの生活習慣の改善でも症状が改善しない場合や、症状が重い場合には、補助的に薬物治療を取り入れることもあります。薬物療法は、最小限に留めつつ、患者様にとって最適な治療を目指します。
薬の服用については、依存を避けるために、医師の指導のもとで慎重に行います。睡眠に関するお悩みがありましたら、ぜひご相談ください。