統合失調症

統合失調症の症状と特徴

統合失調症は、幻覚や妄想といった多彩な症状が現れる精神疾患です。主に20歳前後の若い時期に発症することが多く、突然症状が現れる場合もあれば、徐々に進行するケースもあります。統合失調症の代表的な症状としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 他人から害を加えられていると感じる
  • 誰かに命令されていると感じる
  • 悪口を言われていると感じる
  • 自分の考えが他人の声として聞こえてくる
  • 盗聴や監視されていると感じる
  • 後をつけられていると感じることがある

これらの症状が続く場合、統合失調症の可能性がありますので、早めに心療内科を受診することをお勧めします。

当院での関わり方

当院では、統合失調症の治療として、まず症状を抑えるための薬物療法を行っています。お薬は患者様一人一人の症状や体調に合わせて調整し、症状が改善した段階で徐々に減量していく方針をとっています。
これは、全体的な薬の使用量を最小限に抑えるための方法です。

また、症状が落ち着いてきた患者様には、社会復帰を支援するために、ひとりひとりの状況に合せて回復への治療を一緒に行なっていきます。規則正しい生活リズムを維持することが、治療や再発防止にとって非常に重要ですので、特に食事や睡眠のリズムを大切にするようご指導しています。お困りのことがあれば、どうぞお気軽に当院までご相談ください。