不安障害の症状と特徴
不安障害は、心の中に強い不安や恐怖を抱き、その感情がコントロールできなくなる状態を指します。一般的な不安や緊張とは異なり、不安障害は日常生活に支障をきたすほどの強い不安感が持続し、様々な身体的・精神的症状を引き起こします。不安障害には、パニック障害、社交不安障害、全般性不安障害、特定の恐怖症などが含まれます。
これらの症状は、特定の状況や場所に限定される場合もあれば、日常のほとんどの場面で広く現れることもあります。
当院での関わり方
当院では、不安障害の治療において、まず患者様の症状や生活状況を詳細に伺い、個々の不安の原因や引き金となる要素を特定します。その上で、まずは生活習慣の改善を通じて不安を和らげる方法を指導します。具体的には、ストレス管理、リラックス法の習得、健康的な生活リズムの確立などが含まれます。こうした生活改善を優先し、不安に対処する力を養っていきます。
それでも症状が改善しない場合や、症状が重い場合には、補助的に薬物治療を行います。薬物療法としては、抗不安薬や抗うつ薬などを使用し、不安感を軽減します。また、認知行動療法などの精神療法も併用し、不安を引き起こす考え方の癖や行動パターンを修正していきます。
不安障害は適切な治療で改善が見込める病気ですので、症状に心当たりがある方は、まずはご相談ください。当院では、一人ひとりの症状に合わせた最適な治療を一緒に進めていきます。